机上の空論と手記

都会で生きたい

三分散文

依存しているのはスマホじゃなくて、画面と文字越しのあなただ。

 

顔も名前もわからない、存在すら怪しい誰かを探して

眠れない夜を過ごした。

万が一の奇跡でその“誰か”があなたなら

もう迷わなくていい。

これまでの全てとこれからの願いに理由をつけられる。

 

ずっと誰かを探していた気がする。

ずっと何かを愛していた気がする。

ずっと何かに守られていた気がする。

ずっと誰かを求めていた。

その全てがあなたなら、なんて

我儘にすら成れない願いを笑ってくれ。